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経鼻内視鏡

経鼻胃内視鏡検査

 日本で胃の学問(胃学)が発達したのは、ピロリ菌の発見と過剰食塩摂取のお蔭といわれています。胃カメラの開発も胃学の進歩とともに、日本の技術が世界をリードしてきました。学問と技術開発の協調による成果は、胃の早期癌の概念を世界に普及させました。
胃カメラの歴史は、
1、胃カメラ時代;光学写真機を胃内に入れて写真撮影
2、ファイバースコープ時代;ガラス繊維を利用し胃内を直接肉眼で観察
3、電子スコープ時代;テレビカメラを胃内に入れ、モニターで観察
の順に発展してきました。
 この発展のなかで、胃内視鏡検査最大の欠陥である咽頭反射(吐き気)の予防策にはあまり進歩がありませんでした。咽頭反射とは、内視鏡により舌の付け根が刺激されておこる、経験したものでないとわからない苦痛です。 この内視鏡最大の欠点を、"コロンブスの卵"的発想で見事に征服したのが経鼻内視鏡です。あかお医院では、2009年3月より、経鼻内視鏡を採用し、早期胃癌の発見に役立てております。これまで口からの胃内視鏡検査を受けられてきた患者さん、どなたも口をそろえて"鼻のほうが楽"と断言しております。おそらく、今後胃の検査が経口内視鏡に後戻りすることはないでしょう。


検査の実際

 経鼻内視鏡検査を受ける場合、原則的に一度来院していただきます。その折に検査の日取りを決め、検査時の手順を説明します。お薬手帳をお持ちの場合は、この時ご提示してください。また、感染症チェックのため採血をします(健康診断などの結果しだいで省略しますので、報告書を提示してください)。
 実際の検査は9時から開始しますが、鼻・喉の麻酔などの麻酔のため15-20分前に来院していただきます。検査は組織採取も含め10分ぐらいで終了し、その後検査結果の説明があります。来院から終了まで約1時間を見積もりください。
 鼻からの内視鏡は、吐き気がない、会話ができる、すぐに仕事家庭に戻れる、など身体にやさしい検査です。


FUJIFILM 経鼻内視鏡システム 「Justia」

内視鏡先端部分の細さをタバコ(右)と比較

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