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消化器科

胃がんは予防の時代へ

 かつて日本は胃がん大国でした。癌といえば胃がんでした。しかし近年は発症も減りまた手術件数も大幅に減りました。胃がんの主原因がピロリ菌だと判ったこと、井戸水が水道になりピロリ菌に感染する率が減ったことが胃がん減少に大きく関与しています。
 手術が減った理由はこればかりではありません。内視鏡検査が普及し、早期がんが多くを占めるようになり、小さな早期がんは内視鏡で切除して治癒できてしまうからです。二重の意味で胃内視鏡検査が重要なわけです。
 胃がんは予防の時代に入りました。ピロリ菌を退治すれば胃がんをある程度予防できるという証拠も出つつあります。当院ではピロリ菌感染チェックや除菌に関するご相談をお受けしています。


逆流性食道炎

 胸焼け、背中の痛みだけでなく、夜間の咳き込み、喉の痛みに長年悩まされている方、一度はこの病気を疑いましょう。胃酸が食道へ逆流するために起こることから、こんな病名がつきました。女性で少し背中が丸くなったとか、男性で腹が出てきた方は要注意。高齢女性ではひどい食道炎で血を吐くことがあります。症状があっても内視鏡検査でかならず所見があるとは限りません。
 最近はPPIという良い薬のおかげでほとんど手術することはなくなりました。長年胸焼けで苦しんだ女性が、PPIを1錠飲んだだけで苦しみから解放されました。


消化器がんのセカンドオピニオン

 院長は東大第一外科入局以来35年間消化器癌の手術も行ってきました。胃がんのみならず、食道がん、大腸がん、肝臓がん、胆道癌(胆嚢がん、胆管がん)、すい臓がんなどあらゆる消化器がんの手術を経験してきました。
  これらの消化器がんと診断された方、主治医から提示された治療法に不明な点はありませんか? 治療法の選択に迷ったりしていませんか? すでに手術を受けてその後の養生に苦労している方もいるでしょう。抗がん剤治療の耐え難い副作用に疑問を持つ人も、遠慮なくセカンドオピニオンを相談下さい。

※セカンドオピニオンとは診断や治療方針に関する、主治医以外の医師の意見をいいます。


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